ロードバイクに乗っていると時々ドラブルが発生します。とは言っても普通の自転車に乗っていても発生するようなトラブルです。
自分で直せるものは自分で直せた方がトラブルが起きてもあわてなくて済みますよね。
ロードバイク初心者がこの修理ができるようになっておけば心強いというものを紹介したいと思います。
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どんなトラブルが発生するのか
ロードバイクに乗っているほぼ全員が遭遇するトラブル。
それはパンクです。
なんだ、ただのパンクかと思った方がいると思います。
普通の自転車に乗っている時にパンクしたら町の自転車屋さんに持って行くと店員さんが簡単に直してくれますよね。
ところがロードバイクでパンクするとそうはいかないことがあります。
タイヤのチューブに空気を入れる部分ですが、普通の自転車とロードバイクでじつは形が違うんです!
英式バルブ、仏式バルブ、米式バルブの3種類があるんです。
普通の自転車は主に英式バルブが使用されていて、おそらく皆さんが一番見たことのある馴染みのある形だと思います。
ロードバイクは主に仏式バルブが使用されています。
米式バルブを私はネットでしか見たことが無いのですが、丈夫なのでマウンテンバイクに使用されているようです。
町の自転車屋さんにパンクしたロードバイクを持って行っても、この空気を入れるバルブの違いで空気すら入れられない可能性があります。
ロードバイクを置いている自転車屋さんが近くで見つかればいいのですが、そもそも自転車屋さんが見つからない状況も考えられます。
そんなときの為にパンク修理はできるようになっておかなければならない!これはロード乗りの誰しもが通る道なんです。
ここは少し気合を入れていきましょう!
パンク修理に必要なもの
パンクが発生した時、道具を持っていないと直すことすらできません。なので修理に必要な道具はあらかじめ購入して持っておきたい!
これを持っておけばパンクが起きても大丈夫な道具はこちら。
①取り換えるための予備チューブ
②タイヤレバー
③携帯ポンプ(小さな空気入れ)
これだけです!
最低限この3つがあればパンクを直すことができます!
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どのようにパンクを直すのか
道具はそろいました!
ですが道具がそろっただけで安心してはいけません!
道具がそろっただけで安心した私は雪が降った日にパンクが起きてしまい、手際が悪くて直すのに時間がかかってしまって雪の中で手がかじかみながら30分以上かかって何とか直した苦い経験があります。
あらかじめ知識として手順を覚えておけば手際よく直すことができます!
タイヤの構造は普通の自転車とほぼ同じでホイールとタイヤゴムの中にチューブが包まれていて、そのチューブに空気を入れてることで膨らみタイヤゴムがパンパンになります。
パンクはそのチューブに穴が開いて空気が入らなくなっている状態なので、このチューブを取り外して交換します。
①タイヤをロードバイクから外す
車輪の中央部分にレバーがあるのでそれを手前に倒すとタイヤが取り外せます。
前輪は簡単に外せるのですが、後輪の場合はスプロケット(ギアが集まったようなパーツ)とチェーンを外すのが少し複雑なので注意が必要です。最初の頃は元に戻すとき迷わない様に構造を写メに撮ってました。
チェーンを直接触ると油汚れが手についてしまうので、軍手や100円ショップに売ってる薄いビニール手袋などをサドルバッグに入れておくと安心!
②タイヤレバーを使ってタイヤゴムを片側だけ外す
ホイールとタイヤゴムの間にタイヤレバーを差し込みます。
タイヤレバーにくぼみがあるので、そのくぼみをタイヤにひっかけてテコの原理でタイヤゴムをホイールの外側に外していきます。
この時タイヤレバーはまだ抜きません。
タイヤレバーは2~3本あるので1本目を差し込んでタイヤゴムを外した状態のまま、そこから10cm位の距離に2本目を差し込んで再びテコの原理でタイヤゴムをホイールの外側に。
ここで1本目のタイヤレバーを抜いて2本目はタイヤゴムをホイールの外側に出した状態をキープ。
抜き取った1本目のタイヤレバーで再びタイヤゴムをホイールの外側に。これを繰り返してタイヤゴムを片側だけ外していきます。
③ホイールとタイヤゴムの間からチューブを取り出す
片側だけ外したタイヤゴムとホイールの隙間からチューブが見えるので、そのチューブを抜き取りましょう。
チューブを抜き取る最終的な位置は空気を入れるバルブの部分。バルブのネジを外してバルブの軸を押し込むとチューブが外せます。
④予備のチューブを入れていく
チューブを抜き取った逆の手順で予備のチューブを入れます。
バルブの軸を差し込んで、バルブの軸に近い位置からホイールの外周に沿ってチューブを入れていきます。(バルブのネジはまだ締めません。)
タイヤゴムとホイールにチューブが挟まれないように入れていってください。
⑤タイヤゴムをはめ込む
チューブを入れ終わったらタイヤゴムをはめ込んでいきます。
はめ込みのスタート位置はバルブの部分から始めます。
バルブの軸を少し押し込んで浮かせた状態でタイヤゴムをはめ込み、チューブを挟まないようにします。
バルブの軸の部分のタイヤゴムがはまったら、バルブの軸をもう一度押し込んでみてチューブが挟まっていないか確認。押し込むことができたら挟まっていません。
そこからホイールの外周に沿ってタイヤゴムをはめ込んでいきますが、チューブが挟まらない様に確認しながら行ってください。
はめ込みの最後はなかなかはまらない部分なので力で押し込んでいきましょう。
はめ込むことができたらバルブの軸のネジを締めます。
⑥携帯ポンプで空気を入れる
携帯ポンプをバルブに差し込み空気を入れていきます。
この時少しずつ空気を入れることをオススメします。
理由はまだ見えない個所でチューブが挟まっている可能性があって、挟まっている状態で空気をパンパンに入れるとチューブが破裂してしまうからです。
少し空気を入れてタイヤゴムの隙間からチューブが挟まっていないか確認。
これを1~2度繰り返して問題が無かったら空気を入れても大丈夫です!
⑦タイヤをロードバイクに取り付ける
レバーを緩めてロードバイクに取り付けます。レバーは上側に倒して締めるようにしてください。
これでパンク修理終了です!
手順は少し多いですがやっている事はシンプルです。タイヤゴムを外してチューブを抜き取り交換して元に戻す。
これさえできるようになればとても心強く、また少しロードバイク乗りに近づいたと言えるでしょう!
またパンクで困っている人を助けることもできちゃうんです!
ぜひパンク修理を覚えて自分のために、人のために使ってほしいです。
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